ニャンタ 良かったね!

今年の1月の上旬、夫の仕事場の下にあるゴミ集積場に一匹の迷い猫が
現れた。 茶寅の中背中肉の顔立ちの可愛い猫だった。
ゴミ捨て場のゴミを漁って散らかしているのを目の当たりにして、私たちは
この猫へ餌付けをさせようなどと、そんな意図も無くビスケットをあげて、少しでも
ゴミ置き場を荒らしてほしくないために食べ物をあげてしまった。それ以来、この猫
の泣き声がすると真冬の極寒の中、お腹を空かしている姿を不憫に思い、久しぶりに猫の
餌を買う楽しみ、あげる楽しみも味わって、多いときは3食をあげに行った。
要は餌付けをしてしまったのだった。 不運にも我が家はペット飼育禁止のマンション住まい、
ネットでいろいろ読んだりすると、野良猫に餌をあげて、その後の責任はどうするのか?
野良猫被害は殺処分にされる。 そういう情報をたくさんの人たちからも得ました。
今回、契約違反を侵して飼ったら私たちが撤退させられてしまうので、ともかく事務所の裏側で
食生活だけでも確保してやりたい一心で一昨日まで、約2か月間もダラダラと餌をあげていました。
近隣の人たちや子供たちもこの猫に名前を付けて「ニャンタ!」と言って可愛がってくれました。
どうやら家で飼われていた形跡があって、とても人なつこく、可愛らしい顔もしています。
私たちは「殺処分」の事を聞いてからとにかくニャンタの引き取り手(里親)を手あたり次第に
聞いてみましたが、現実は厳しいものでした。
一番良い方法は私たちがペット可へ引っ越しでもして責任を果たすしかないだろうなぁと
思ってはみたものの・・・「猫は春あたりにはヒョイッと姿を消してしまうこともあるよ」
と話してくれた人たちもいました。 一番恐れていたのは、事務所は幾つかの店舗が入って
いるため、猫の嫌いな人もいるかもしれないし夕方ごろ決まって泣くし・・・で、
最悪の結果にだけはならないよう、一刻も早く里親になってくれる人が出てくることを
祈っていました。
夫の仕事先では若いしっかりした人たちが多く、ニャンタを可愛がってくれていました。
Yさんがあの大雪の次の日に段ボール箱にタオルを入れて置いてくれましたが、
翌日に全く違う黒い猫がチャッカリ、マッタリ寝ていたこともありました。
出て行ってもらいましたが、ニャンタは黒猫に餌を先に食べられていてもモタモタして
ただ見ているだけのおとなしくておっとりした猫でした。
野良猫に餌をあげると仲間が集まってくる・・・とは近くのペットショップの店員さんが
言っていましたが、まさにその通りの結果でした。
どうしたものかなぁ・・ニャンタは可愛いけどこの先どうしたらいいか・・と、
思いあぐねていた一昨日、昨日とニャンタの姿が全く見えなくなってしまいました。
朝から何度も姿を探しに行ってもいつも走って餌をもらいにくる姿が無く、交通事故?
動物愛護センターの捕獲? 心配が過りました。
折しも昨日2月22日は「ニャンニャンの日」ということで、ネット上でも犬猫の
殺処分をされる前に、心ある人に飼われることを啓発する記事も載っていて、それを読んで
いる矢先に、ニャンタの消息がわかったという朗報が入りました。
ニャンタはYさんが自宅で1匹飼っているのにもかかわらず、保護してくれてお医者さんにも
連れて行ってくれて検査も受け、排泄や暖かい毛布の中へ包み大事に保護してくれていました。
「良かった!ニャンタ・・」「本当に良かったね、ニャンタ!」涙が出ました。
まだ若いYさん、本当に優しくて頭が下がりました。 世の中には自分の事ばっかりしか
考えて生きていない人が多いのに、人の気持ち、猫の気持ちも心配してくれる、
こういう人たちがいるということに救われます。
元は飼われていたような雰囲気があったから、人馴れも早い猫です。
猫1匹とは言え、命は命です。
私たちもかなり以前には犬1匹、猫何匹も面倒を見ていた経験もあり、野良猫って今も昔も
路地裏や民家にたくさんいて、ただなんとなくでも餌をあげていたりしていました。
もはや今では多頭弊害と言われ、去勢手術は必須となっています。
小さくて可愛い時だけ飼って、大きくなったらどこかへ捨てに行くとも聞いています。
高いお金で買った猫は家で「ヌクヌク」と育ち、捨て猫は野良猫として全く別の
道を歩くしかないという現実。
Yさんは自宅にいるもう1匹の猫と相性が合うかどうか心配していますが、なんとか
見捨てないでほしい! ニャンタが暖かい部屋で暮らせますように!
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by uran2008 | 2014-02-23 12:37 | 日々の生活 | Comments(0)

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